許さないし、許されないし
今日は祖母の一周忌。色々と考えてもしょうがないのは分かりつつ、どうしても考えちゃって、ぼーっとゲームをポチポチしてた。
四人の祖父母の中で一番好きだった。優しくて、働き者で、お喋りが好きな人だった。笑ってる顔しか思い出せないぐらい、怒らない人だった。そんな祖母に抱えきれないほどの愛情を注いでもらったのに、私は、認知症を患い、衰えていく祖母が怖くて、同じ場所に住んでいるのに晩年はほとんど喋らなかった。喋れなかった。最後の最後、一週間とほんの少しだけ、祖母は寝たきりになった。とろみがついたお茶を苦しそうに飲んでいた。その姿が本当につらくて、しんどくて、悲しくて、見ていられなくて。ただただ早く祖母が楽になれたらいいのにって思っていた。ありとあらゆる可能性を模索する両親の隣で、私は、祖母が早く死んで、祖父の元へ行けたらいいのにずっと思っていた。ただただ怖かった。祖母が死ぬことも、祖母が生き長らえることも。通夜や葬式は出れなかった。出ちゃいけないと思ったし、仏壇の前に座ることもできなかった。そっと遠くから手を合わせた。たぶん、今日も、何かと言い訳をして、欠席する。意味はどうであれ、大切な祖母の死を願ってしまったこと、晩年の祖母に何もできなかったこと、全てどうしようもなかったことかもしれないけど、それでも、自分が許せないし、このことを一生忘れちゃいけないとも思う。
考えてること、思ってることを、吐きだしたら楽になって、少しは寝れるかなって思ってたけど、やっぱりダメそう。この涙は誰の為の何に対する涙なんだろうか。ますます自分のことが嫌いになるなあ。